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100milesAdventure2024・11日目

 

最後のキャンプ泊の朝。雨予報が出ていたため、濡れたままの撤収はどうしても避けたいと思っていましたが、夜中にポツポツと降った程度で、かろうじて曇り空。雨に備えて閉め切ったテントの中は決して快適ではありませんでしたが、最後の野外での食事の時間には全員が顔を揃えました。

 

本日の行程は「小松市ふれあい健康広場」から「松任青少年宿泊研修センター」までの21.5km。最終日は半日ほどで終えられる行程のため、一日しっかり歩くのはこの日が最後になります。100milesAdventure2025に引き継ぐテントの片付けはサポート班に託し、8時前にキャンプ場をあとにしました。

 

この日は荻田も隊に加わりましたが、先頭はユウマに任せ、自身は最後尾へ。前日同様、スッキリしない天候は徒歩行にはベストコンディション。順調なペースで前進を続け、12時半前に昼食休憩場所の「美川駅」へ到達。快く場所の使用に応じてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

前半を終えた時点で、残りの距離は8km。こちらも前日同様、後半に入った頃から天気が回復し、日差しが照りつける展開に。それでもこんなことではペースが落ちることもなく、15時半に予定通り「松任青少年宿泊研修センター」へ到達しました。

 

その後はセンターのご厚意で通常よりも早い時間から入浴させていただき、また施設泊ですが厨房をお借りすることができたため、最後の夕食もハルナとコウセイで用意。また、金沢にお住まいの100milesAdventure2023・第2ルートのメンバー・カナメのご両親からも差し入れをいただき、とても豪華な夕食となりました。

 

夕食後は最終日前日恒例のユニフォームTシャツへの「寄せ書き大会」。スタートの8月7日から、これまで11日間寝食を共にしてきた仲間達に、思い思いのメッセージを書いていくメンバーとスタッフ達。お揃いのTシャツが、世界に一枚、自分だけのTシャツに変わりました。

 

気づくと時刻はもう22時半。普段よりも夜更かしをしてしまいました。と言うのも、明日最終日の行程には少し余裕があるため、起床時間も出発時間もいつもより遅いからです。それにはスタッフの方が喜んでいたような…、まぁ、気のせいでしょう。

 

ついに明日、11泊12日に及んだ100milesAdventure2024はゴールを迎えます。スタートから11日間、様々な出来事がありましたが、無事9人全員揃って金沢へ到達できそうです。天候は晴れで、気温も今日より上がる予報が出ていますが、彼らにとっては大した問題ではないでしょう。とは言っても決して油断することなく、全ルート踏破をご家族の方々や応援してくださった皆さまと喜び合いたいと思います。