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100milesAdventure2024・10日目

 

休養日明け、「たけくらべ広場」で迎える3日目の朝。午前4時頃から霧雨が降り出したことに気付いたスタッフが、外で寝ていた女子チームをテントに戻し、全てのテントを閉めました。その騒ぎで目を覚ましてしまったメンバーもおり、変な時間に起きてしまったことに休養日翌日ということも重なり、起床時間からは少々遅れた集合となりました。

 

本日の行程は、「道の駅山中温泉ゆけむり健康村」から「小松市ふれあい健康広場」までの19.6km。3泊4日でお世話になった「たけくらべ広場」に別れを告げ、スタート地点まで車で移動。相変わらずの曇天の中、濡れて乾かないテント類はサポートチームに託しました。

 

この日も先頭を任されたのはユウマ。最後尾にはコウセイがつき、OBスタッフ2名のみで隊を導きます。一方で荻田はサポートチームに回り、キャンプ場の撤収、設営、食事を担当しました。以前にもあったように、このような優れない天候は、徒歩行には好都合。気温も体温も上がらず、ペースは上がり、順調に前進していきます。ユウマが前日に計画した予定通り、正午に昼食場所の「手塚山公園」に到着しました。

 

徒歩行再開後に、残すは5.9km。すると天気が一転。強い日差しが照り付け、体感温度も上がっていきます。それでもここまで150km以上進んで来た彼らは難なくこなし、14時半に本日のキャンプ地「小松市ふれあい健康広場」に到着しました。20km弱の行程とは言え、驚きのスピードです。

 

ここまでほぼキャンプ生活を送って来ましたが、今日でキャンプ場泊は最後。もちろんテントの設営も今日で最後となりました。最後の最後に設営最高タイムを叩き出した女子チーム!男子チームは最初から最後まで安定したタイム…。夕食までは自由時間。徒歩行後にもかかわらず駆け回る姿には見慣れましたが、本当にどれだけ動いても動き足りないメンバー達です。

 

夕食後は全員が揃って、これまでのこの旅を初日から振り返りました。スタートしたのが9日前ですが、様々なエピソードが次から次へと出て来ます。たった10日間がどれだけ濃いものだったか、彼らの話から窺い知れます。

 

いよいよ明日は11日目。例年の100milesAdventureならゴールの日ですが、今年は1日長い11泊12日のため、最終日前日となります。本格的な徒歩行はこれで最後。「松任青少年宿泊研修センター」までの21.5kmを進みます。そして明後日は終に金沢へゴールします。ゴールの喜びと同時に、旅が終わる寂しさも口々に聞かれるようになりました。泣いても笑っても残り2日。最後まで油断せず、ゴールを目指します。