100milesAdventure2022第2ルート・最終日

最終日・ゴール後
最終日・ゴール後
初日・スタート前
初日・スタート前

 

最終日の朝も、やはり雨でした。未明から大きな雨音が聞こえるほどの降り方でした。ただこれまでと違うのは、テントの中で聞いている音ではないこと。古民家での宿泊は、我々に快適な夜をプレゼントしてくれました。

 

一つ屋根の下でひと晩を過ごした12人の大家族は、朝食を済ませると早々に出発の態勢を整えました。本日の目的地は、もちろんゴールである「植村直己冒険館」。これは第2ルートだけでなく、100milesAdventure2022のゴールでもあります。レインウェア無しでは厳しいほどの雨が降り続く中、最後の徒歩行をスタートさせました。

 

最終日のこの日は、7日目からサポートに回っていた荻田も徒歩行に参加。しかしながら先頭は、同じく7日目から荻田に代わって隊を率いているニコが担当。「降雨は朝のうちだけ」と言う予報に反してなかなか雨は止みませんが、その分気温が上がらないことが幸い。最終日としては移動距離15.6kmと少々長めですが、一行は順調に歩みを進めていきます。

 

そのころゴールの「植村直己冒険館」には、続々とメンバーのご家族が集まって来ていました。また冒険館の方々が一行のために、出迎えの準備をしてくださっていました。正午前には全家族が集合。そして本隊から伝えられていた到着予定時刻の12時30分、相変わらず霧雨が降る中、終に一行が植村直己冒険館に姿を見せました。

 

先頭を歩くのはニコでした。荻田は最終日のゴールまで、ニコに隊を託したのです。多くの方々に見守られる中、8月11日に京都駅を出発したカイト、サラ、タイセイ、タクミ、タスク、チヒロ、トモスケの7名は、全員揃って約170kmの行程を無事踏破しました!また同時に、100milesAdventure2022全てのルートが繋がりました。

 

10日ぶりの家族との再会もそこそこに、冒険館の方々が用意してくださったスイカに飛びつくメンバー達。その後撮影した恒例の集合写真には、スタート前とは全く違った表情、そして距離感の7人が写っていました。どんな言葉よりも、この2枚の写真が100milesAdventureの11日間を物語ります。

 

館内で最後の昼食を取った後は、冒険館の方に植村直己さんの功績や展示品をご案内していただきました。そして改めてメンバー・スタッフ全員がひと言ずつ挨拶。荻田の「解散」の号令をもって、11日間におよぶ100milesAdventure2022・第2ルートは幕を閉じました。同時に、100milesAdventure2022の全行程が完結しました。

 

最後になりますが、これまでと同様、今年も大変多くの皆様から沢山の応援、ご支援をいただき、誠にありがとうございました。また昨年、一昨年に続き、まだまだ落ち着かない状況にもかかわらず、開催に際し積極的にご協力をいただきました協賛社様にも、この場をお借りして御礼申し上げます。

 

そして同じく毎年のことではございますが、我々を信頼していただき、大切なお子様を託していただいたご家族の皆様には、改めて心より感謝いたします。期間中、我々の状況を知れるのがこの日記のみ。また両ルートとも決して天候に恵まれたとは言えず、大変なご心配をお掛けしたかと存じます。そのような状況の中でも、皆様からのご理解とご協力があったからこそ、こうしてゴールを迎えることができました。本当にありがとうございました。

 

我々にとっても、「高校生スタッフが隊を率い、荻田がサポートに回る」と言う第2ルートの経験は、来年以降の新たな指針として、とても意味のあることではないかと感じています。

「100milesAdventure2023」もお楽しみに!

また1年後に会いましょう!

 

28,139歩/タクミ