100milesAdventure2021第2ルート・3日目

安全を第一に考え、20時にはテントに戻った前日。雨は一晩中降り続きましたが、定期的にスタッフが確認をする、即座に避難に移ることができる準備を整える等、万全の体制で夜を越しました。

初日に降り始めた雨も、これで3日目。雨脚は弱まるどころか、勢いを増して来ています。早朝に本日のルートを実際に再確認したところ、歩くことは危険であると判断。3日目の徒歩行は中止の決断をしました。

次に決めなければならないことは、今日の宿泊地です。初日から連泊しているキャンプ場はこの雨に加え、標高1600m位置する気温の低さもあり、これ以上の滞在は負担が大き過ぎます。また本日宿泊予定だったキャンプ場より「浸水が酷く、設営が困難」である旨の連絡も入りました。スタッフ総出で宿泊先を探した結果、東御市の「100年古民家　おみやど」さんに相談したところ、快く我々を受け入れてくださりました。

宿が決まり、ホッとしたのも束の間、2日間使用したキャンプ道具一式を、この大雨の中で撤収しなければなりません。メンバー達を管理棟に待機させ、こちらもスタッフ総出で一気に片付け。ずぶ濡れのまま車に乗り込み、一路おみやどさんへ向かいました。

途中、本来今日歩く予定だったルートを通りましたが、道路は浸水し、河川は物凄い勢いの濁流となっていることに気づきました。結果、本日の行程を回避して正解であったと確信しました。

おみやどさん到着後は、完全な自由時間。今日で3日目となる第2ルートですが、初日、2日目とテント待機の時間が長く、全員が顔を合わせることも食事の時くらいしかありませんでした。しかし一つ屋根の下で喋り、遊び、食事をする13人の姿は大家族さながら。朝から困難の多い1日でしたが、おみやどさんのおかげで大変有意義な時間を持つことができました。

これだけ降った雨ですが、明日以降もまだ降り続く予報が出ています。予定ルートの道路の状態なども考慮すると、今後も予定の変更は避けられません。安全面を第一に考えながら、状況に応じて柔軟に対応し、全ルート踏破を目指します。