最年少「スタッフ」のお話

 

8月24日にゴールを迎えた第2ルート。同時に「100milesAdventure2019」が幕を閉じましたが、実は2年連続で100milesAdventureに参加していた人物がいたことにお気づきでしょうか?もちろん、荻田ではないですよ。

 

現在中学1年生の「マドカ」は、昨年の「100milesAdventure2018・第2ルート」で猪苗代湖から日光・華厳の滝までを歩いたメンバーのひとりです。マドカとの出会いはそれよりも半年ほど前、2018年3月末の「こども新聞サミット」でした。「こども記者」として参加していた彼女は、荻田の取材を担当することに。そこで話題に出た「100milesAdventure」に心を惹かれ、参加を決意。

100milesAdventureの参加者はご家族が参加を決め、応募して来ることが殆どですが、マドカはご両親を自分で説得し、参加して来た珍しいケースです。

 

そんなマドカから連絡が届いたのが、6月上旬。現在通う学校の校外活動の一環として、そして開催地がマドカの暮らす高知県と言うこともあり、今年も参加出来ないかと言うものでした。その申し出は大変嬉しかったのですが、人数の問題やマドカ自身の負担も考えると、全日程の参加は難しいのでは、と言うのが最初の結論でした。しかしながら昨年の旅の様子や、何よりマドカの力が必要であると判断し、「青Tシャツチーム」つまりスタッフとして参加してもらうことにしました。

 

2年前から過去の100milesAdventureに参加した高校生をスタッフとして帯同させていますが、中学生、それも1年生をスタッフとして迎え入れるのは、もちろん初めてのことです。

 

8月14日、今治駅に姿を見せたマドカは、一年で背も伸び、少し大人っぽくなっていました。初めは若干緊張しているようにも見えましたが、我々の期待通り、メンバーたちの先輩として、ある時はお姉さんとして、そしてスタッフの一員として、11日間の務めを立派に果たしてくれました。3月生まれのマドカは、誕生日の一番早いメンバーとは3ヶ月も違いません。ともすれば同級生でもおかしくないメンバーたちとの旅を終え、更に大きくなったマドカ。ゴールしたその日の夜には、早くも夏期講習へ向かったようです。