第2ルート・10日目

日付が変わるころに雷鳴を轟かせ、本降りになった雨は、朝を迎えても止むことはありませんでした。本日の行程は第2ルートで最長の約25km。そのため雨が収まるのを待つことなく、2泊を過ごした「黒瀬キャンプ場」を後にしました。

出発後も収まるどころか、雨足は強まる一方に。適度な雨は体も熱くならず、歩きやすいコンディションとも言えるのですが、さすがにここまでの降りとなるとそうは行きません。降り止むことのないまま11時頃に『土佐和紙工芸村「くらうど」』に到着。雨宿りも兼ねて、早めの昼食休憩を取ることにしました。

休憩を終え再スタートすると、これまでの天候は一変。雨は止み、日が差すようになっていました。濡れていた身体も次第に乾いて行きますが、それも最初だけ。晴れて気温が上がってくると、今度は暑さとの戦いになって来ます。

その後もこまめに休憩を挟みながら東へ進路を取り、ずっと一緒だった「仁淀川」ともお別れ。10日目のゴール直前、ついに高知市へ入りました！そして16時前、本日の目的地「高知大学前」に到着。最長区間を全員揃って踏破しました。

第2ルート最後の宿泊は、民宿「レインボー北星」でお世話になることに。夕食後は6畳間に全員が集まり、10日間の振り返りを行いました。初日から順に日々の出来事を思い出しては、その時々の心境などを全員で語り合いました。その後は明日の別れを惜しむように、各自のTシャツへの寄せ書きタイムに。最終日は距離が短いこともあり、普段よりもちょっと遅い時間まで、メンバー同士で書き合う姿が見られました。

台風から始まり、2日目にいきなり丸一日の待機になるなど、異例づくめのスタートとなった第2ルート。いよいよ明日、「桂浜」へゴールします。空模様は若干怪しい予報が出ていますが、全員揃ってのゴールを目指し、残り14kmを歩き切ります。